【カブ旅】高尾山の紅葉を見に行こうと思ったらカブは通行禁止だった【おかしい】
お世話になっております。
秋ですね! というか既に冬ですね!
上の写真は井の頭公園ですが、紅葉がキレイな季節になりました。
井の頭公園は東京都内でも楽しめる紅葉スポットの一つですが、
そこに負けず劣らず、有名な紅葉スポットが、高尾山。
「山」と付く位ですから、当然基本は登山になるのですが、
実はそんな高尾山には、「大垂水峠」という峠があります。
R20をまっすぐ進むと、その峠に入り、
そのまま進むと神奈川県の相模湖まで行けるとか。
そこで私は思いました。
カブに乗ってカメラを回し、紅葉カブ動画が撮りたい、と。
しかしそんな「大垂水峠」について調べてみると、
一つ大きな壁にぶつかってしまいました。
なんとこの大垂水峠、
カブは通行禁止だったのです。
土日祝は原付・小型バイク通行禁止
厳密に言うと「125cc以下の二輪車は、土日休日のみ通行禁止」だそうです。
東京都八王子市から神奈川県相模湖町に通じる「大垂水峠」(国道20号)の規制が古く、土曜・日曜・休日は125cc以下の二輪車の通行を禁じている。
(参考: 日本二輪車普及安全協会)
そして私の愛車「リトルカブ」は、
ボアアップしているものの、90ccの黄色ナンバーです。
つまりカブで大垂水峠を通ろうと思ったら、平日に行かなければならない。
そんな事、社畜にできるわけないじゃないですか。
という訳で、紅葉を楽しみながらのカブ動画撮影は、頓挫してしまいました。
別に珍しい規制ではない。けど…
上の「日本二輪車普及安全協会」のページにもありますが、
横浜ベイブリッジも、125cc以下のバイクは通行禁止です(こちらは通年)。
他にも流れが早い道や、橋の様な風が強い道など、
スピードが出ない原付・小型バイクは、通行禁止になっている事も間々あります。
そのためGoogleマップに従って進むと、えらい目に遭います。
ただしこの大垂水峠、制限速度30km/hなんです。
守るかどうかは別として、そもそもそんなスピードが出せる道ではないですし、
八王子から高尾山へ続く道のため、交通量もそこそこあります。
ではなぜバイク、それも小型バイクを狙い撃ちで通行禁止にするのかというと、
実はその昔流行ったという、「ローリング族」対策なんだとか。
小型バイクに乗る暴走族?
その昔、峠を攻めて速さと技術を競う「ローリング族」という輩がいました。
私も好きな某豆腐屋漫画を想像していただくと、分かりやすいかと思いますが、
あれのバイク版だと思ってください。私も詳しくは知りませんが。
その対策のために、一番輩が湧く時間帯にバイクを規制したそうです。
Wikipediaを見ると死亡事故も多発していたそうなので、
それはそれで致し方ないかなとは思います。
しかし時代は進み、今はもう21世紀。
そんな速さを求める輩の数も減っていますが、
そもそも速さを求めるなら、もっと排気量の大きなバイクに乗るようになりました。
しかし規制は進歩せず、「土日休日 125cc以下のバイク通行禁止」
結果的に「速さを求める輩は気持よく走れて、小型バイク乗りは走れない」という、
完全に矛盾した状況が発生してしまいました。
しかも皮肉なことに、自転車は土日休日も通れます。
ウィンカーもミラーもエンジンも無い乗り物が通れて、カブが通れない。
おかしくないですか?
後日車で行ってきました
まぁそんな愚痴言ったって、何も変わらないので。
カブで行くのは諦めて、知人の車で行ってきました。
気持よく晴れた日だったので、いい写真が撮れました。
カブがいないけど。動画も無いけど。
ただあの道、車で行くものではないですね!
高尾山までは渋滞続きですし、
峠ではぐるんぐるん回されるんで、酸っぱくなっちゃいますよ。
それにしても、時代錯誤な法令やルールは、
一刻も早く改善してもらいたいですね。
そういう対処をしないから、
「警察は原付を食い物にしてる」とか考える人が出てくるんです。私とか。
大垂水峠を小型バイクで走れないとなると、
高尾山を周り込む形で、ぐるっと大回りする必要があります。
現代では、小型バイクは「生活の足」としても活躍するバイクですので、
この交通規制、そろそろ無くなってもいいのではないかと思いました。
しゃっちー