しゃっちーの社畜日記

社畜だけど自由に生きたいからブログにまとめます。会社の愚痴はボヤいて忘れる。

【感想】映画「ボヘミアンラプソディ」で泣いてきた【感動】

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観てきました!!
 
あ、お世話様です。
 
2018年11月9日に、いよいよ映画「ボヘミアンラプソディ」が公開されました。
Queenリードボーカルフレディの生涯を映画化したこの作品ですが、
公開初日(金曜日)に、仕事を無理矢理午前で終わらせ、半ドンで観てきました!
 

 

元々Queenは好きで、一時期Queenばっかり聴いていた時期もありました。
正直Queenやフレディの生い立ちについては詳しくないままで観に行ったのですが、
ラスト20分、ずっと涙が止まらない映画でした。
 
そんな映画「ボヘミアンラプソディ」の感想を、今回はまとめたいと思います。
ネタバレは……、結末はみんな知っているかと思いますので、
あまり意識せずに書きます。
 

~目次~

華々しい「Queen」と堕落していく「フレディ」

ヒースロー空港で働く青年から、ブライアンとロジャーに出会い、
Queenを結成、そこから華々しい人生を歩んでいく一方、
私生活でQueenとして名が売れ、堕落くしていくフレディ。
 
正直「ありがちな伝記映画だな」と思いました。
私自身「Queen」としての側面が好きで、所々挟まれるライブシーン等は、
「よくここまで再現したな」と思う程。そこは最高でした。
 
一方フレディの私生活は堕落していき、
特にマネージャーのポールと関係を持ち始めてからは、それが加速していきます。
その辺の描写は、パフォーマーとしての側面を期待して映画を観に行ったからか、
あまり興味を持てないというか、「歌はよ!」と思いながら観ていました。
マイケルの「This is it」とは違い、伝記映画だし仕方ないとは思っていましたが、
話が進むに連れ、この描写が無いと最後の「感動」は無いと気づきます。

人生を伏線にしたラスト20分

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この映画は85年のLIVE AIDに始まり、LIVE AIDに終わります。
LIVE AIDのパフォーマンス自体は、YouTubeとかでも見る事は出来ますし、
選曲に脚色などは加えられないはずなのですが、
フレディの生涯を振り返った上で、1曲目のBohemian Rhapsodyを聴くと、
自然と涙が止まらなくなります。
 
Mama, my time has come
Sends shivers down my spine
Body's aching all the time
Goodbey, everybody, I've got to go
Gotta leave you all behind and face the truth.
 (中略)
Mama, I don't wanna die.
I sometimes wish I'd never been born at all.
 
Queen "Bohemian Rhapsody"より)

 

 映画ではLIVE AIDの直前で、フレディはQueenのメンバーに対し、
自らがエイズを罹患していて、先が永くない事と、
それでも尚、最期までパフォーマーとして観客を沸かせる事を告げます。
 
その意志通り、LIVE AIDQueenの登場で大変盛り上がるのですが、
上の歌詞にはフレディの半生と死を目前にした感情が反映されている様に感じます。
 
「僕の番が来たんだ。皆を置いて、真実に向き合わないと。
ママ、死にたくないよ。生まれて来なければよかった。」
 
Bohemian Rhapsodyの後、Radio Ga Ga, Hammer to Fall,
We Are the Championsと続きます。
それぞれの歌詞もまた、フレディの過去やその時の心情と重ね合わせる事で、
本来の歌詞が持つ意味以上の、「Freddie Mercury」その者の人生を感じます。
 
そして最後の最後、幕引きからスタッフロールで流れるのが、
Don't Stop Me nowThe Show Must Go On
スタッフロールまで泣かせて来るんですよ。
 
ラスト20分のLIVE AID、元々泣けると評判のQueenのライブですが、
最高です。スーツのぼっちでずっと泣いていました。
一度「クソ野郎」にまで堕落し、更生したと思ったら体はエイズに蝕まれている
その人生のすべてが、映画タイトルのBohemian Rhapsodyに投影されている様な、
そういう描かれ方でした。

正直どうなん? と思うところも

全体を通して最高の映画ではありましたが、ちょっと気になる所も。
LIVE AIDのCG感が残念とか、そういう些末なのを置いておくと、
一番気になったのが、Sexualityの扱いについて。
 
そらQueenなんだから、そこは避けられないというか主題だとは思うんですが、
フレディのsexualityに関連して、とにかく「濃厚」に描写されています。
愛情描写やキスシーンなどはもちろんとして、
HGな格好した人たちが集まるゲイバーに入り浸り、ポールは貪食の日々。
そしてフレディの体は、エイズに蝕まれていく。
 
当時は同性愛への理解が乏しく、途中で記者に詰め寄られる描写もありますが、
逆に現代は寛容になったから、ここまで濃厚な描写を入れられたのかもしません。
そこに意見するつもりは無いのですが、なんというか、
エイズは(奔放な)ゲイの病気」という固定観念をほじくり返す感じが、
ちょっと違和感。
 
一方で生涯のパートナーであるジムに関しては、本当におまけ程度
ちょろっと出てきて、最後の最後に突然再来。正直忘れていました。
それより「友人」のメアリーの方が重役
やっぱそういう方向に持っていきたいのかな?

これだけは耐えられん

映画についての感想は以上です。
ちょっと細かい描写が気になる所はあるものの、
全体を通しては、最高の映画であることは間違いありません
 
これから観る人は、必ずQueenの曲を歌詞まで理解してから観てください。
ベストアルバムで十分です。コアな曲はそんなに出てきません。
 
ここからは雑感。映画は最高なのですが、
どうしても耐えられないのが、これ。
 

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パンフがダサすぎ。。。
カタカナはしゃーないとしても、なんでこのフォントなんや。。。
 
あとTwitterでは「#ボヘミアン胸アツ」という公式タグがあるそうなのですが、
もはや映画への冒涜かと思われる程の糞タグ。絶対使いません。
 
映画そのものは最高。
でも日本の配給会社はセンス無し、そんな風に思いました。
 
ではでは
 
しゃっちー