【作例あり】「大人の科学」で二眼レフカメラデビューしちゃった話
お世話になっております。
オールドレンズに手を出してから、定期的に中古カメラ屋さんに寄るのですが、
底知れぬ魅力をばんばん放っているのが、二眼レフカメラ。
見た目がまずおしゃれですよね。独特の撮影スタイルも。
勢いで35mmフィルムと一緒に購入してしまいました。
底知れぬ沼の入り口を感じながら、フィルム一本撮影してきましたので、
作例と一緒に、紹介したいと思います。
まずは組み立て
今回はBest Selectionということで、いわゆる復刻版。
昔出た時についていた冊子は、残念ながらついていませんでした。
その代り入っていた冊子に、組立方法と撮影方法がまとまっています。
いきなり組み上がっていますが、1時間半程かかりました。
ネジもドライバーも付いているので、そのまま組み立てる事も出来ますが、
レフの保護フィルムを剥がすのに、セロテープだけ別で要ります。
尚ストラップは付属していません。
ちょっと注意なのが、全体的にプラスチックなので、
ネジを締めすぎると、ネジ山ごとねじ切れます。
何箇所かやらかしましたが、見なかった事にしています(笑)
あと小袋にパーツが分かれて入っていますが、
同じ袋に入っている物を、同時に全部使うという訳でもないので、
取説をしっかり見ながら作ることを、おすすめします。
すでにオシャレ
改めて外観。カメラ下部の「Gakkenflex」というロゴが好き。
下のレンズが撮影用で、上はファインダー用です。
当初シャッター部分も自分で組み立てる形だったそうですが、
今回は最初から組み上がっていました。音が気持ちいいです。
ファインダーを覗くと、左右が逆に写ります。
加えて撮影用レンズはちょっと下にあるので、
いろんな事を考えながら撮影する必要があります。
フィルムは35mmを使います。中判ではないので注意。
初めて買いましたが、最近値上げしたんですね。
いざ撮影へ
どんな写真が撮れるのか。
一枚目は愛車のカブと決めていたので、とりあえず撮った写真がこちら。
ピンぼけ具合といい、全体的な掠れ具合といい、
まるで平成初期かのような空気感を、写真が持っています。
EVFの電子水平器に慣れてしまったためか、水平を取るのが非常に難しかったです。
シャッターがレンズ右に付いているので、そちら側にちょっと傾きがち。
今回は駅前の団地に撮影へ行ったのですが、以前紹介したHolgaレンズ同様、
どこか懐かしさを感じさせる、レトロな被写体との相性が抜群です。
これがフィルムだからなのか、トイカメラに近いこのカメラだからこそなのか。
フィルムのISO感度にもよりますが、暗い所はやっぱり苦手です。
SSも感度も絞りも調整できないため、ISOがより高いフィルムを使う必要があります。
冊子にも書いてあるのですが、フィルムを手で送る機構の関係で、
フィルム上の間隔が均一にならず、機械で自動現像してしまうと、
上の写真のように切れ目がおかしなことになります。
これを避けるにはお店の人に行って、手動で現像してもらう必要があるのですが、
私が行ったお店は、対応していないようでした。
スマホに直送
さて、撮影してきたのはいいのですが、
一番の問題は、撮った写真をどうやって確認・保管するか。
紙に焼いてもらってもいいのですが、せっかくなのでデータで欲しい。
そこでちょっと調べてみると、カメラのキタムラで現像すると、
紙に焼かず、データをスマホに送ってくれるサービスがありました。
今回上に載せた写真は、このサービスで出力してもらいました。
ついでにCD-Rに焼いたものもくれます(正直要らない。。。)
一点注意なのが、小さなお店だと現像機が無いため、
受け取りまでに10日程掛かるそうです。
味わい深い沼
今回大人の科学を買ってみて、とりあえずフィルム一本分撮ってみました。
撮れた写真はいい味出していて、気を抜くとずぶずぶハマっていきそうなのですが、
ここで気になるのが、コスト面でのハードルの高さ。
本体は激安なのですが、フィルムがと現像+スマホ転送で2000円強。
これで27-36枚しか撮れないとなると、かなりハードルが高いです。
そこで比較に出てくるのが、以前紹介したWtulens。
「写ルンです」のレンズを使ったミラーレス用のレンズで、
これもこれでいい味出した写真が撮れるんですよね。
とはいえ、ミラーレス一眼(含・コンデジ)からカメラに入った身としては、
写真がどうやって撮影されるのか、よく分かる教材だったと思います。
ずぶずぶ
しゃっちー