コンポのパッシブスピーカーをPC + Bluetoothスピーカーにできた面白い話
お世話になっております。
先日ちょっと大きめのお部屋に引越しまして、その際、実家に眠っていたコンポのスピーカーを持ってきました。
これまでディスプレイについてるしょっぱいスピーカーで我慢していたので、
ちょっとでもいい音で音楽が聴けたら、と思いまして。
ところがこのスピーカー、パッシブスピーカーと呼ばれるタイプのもので、
簡単に言うとアンプに繋がないと音がでないスピーカーなのです。
そのアンプは本来コンポに備わっているので、特に意識することはないのですが、
PCに繋ごうとなると、別途買い足す必要があります。
そこで今回、物は試しとAmazonの激安中華アンプを買ってみました。
イヤホンジャックからスピーカーにつなぐだけで良かったのですが、
1箇所とんでもない欠点を抱えながらも、普通に使えてとても快適でしたので、
今回は簡単に紹介したいと思います。
～目次～
コンパクトで必要最低限
製品は非常にコンパクト。ACアダプタが必須ではありますが、
どこにでも持ち運べて、どこに置いても邪魔になりません。
音量ノブが大きく、操作しやすいにも高評価。
ただしON/OFFのスイッチが小さい上に固く、動かしづらいと思う事も。
スピーカーや電源系は背面に、スイッチやPCと繋ぐAUXは表に来ています。
「PCとの接続も裏なら良いのに」と思いましたが、これには理由があり、
AUXを抜くとBluetooth接続に切り替わるため、両方使う人は頻繁に抜き差しします。
ここは少し煩雑に思いました。スイッチ式なら尚良しだったのに。
尚横についているmicro USBから音を入力する事もできるそうなのですが、
Windows XPと7のみサポートとの事で、使用したことはありません。
バナナプラグというものを介して繋ぐ形になります。
バナナプラグは持っていなかったので、雑に被覆を履いてつなぎましたが、
音はしっかり出ていますので、特に問題はありませんでした。
付属のACアダプタに難あり。
ちょっと専門的な話になりますが、このアンプの出力は50W + 50W=100Wとされています。
Wが大きい程大きくて余裕がある音が出るそうなのですが、付属のACアダプタは「12V 5A」と表記されています。
中学あたりで「W=V x A」という法則を習った記憶が薄っすらあるのですが、
つまりこのアダプタは、60Wまでしか出力できません。
アンプが持つ最大出力を活かすには、付属品では不足ということになります。
ならもちろん買い換えればいいのですが、ACアダプタは接続の形に色々種類があり、
この辺がしっかりわかる方なら、買い替えをおすすめします。
ただ元々使っていたスピーカーが1.5W + 1.5W =3Wだったので、
正直全く気にならないというか、十分に音質の向上を感じています。
それよりも気になるのが、この中途半端な長さと、取り外して交換ができないタイプのコード。
むしろこっちが原因で買い換えようかと考えていますが、検討中です。
大陸的合理性を感じる説明書き
そんなACアダプタの問題なんて一撃で吹き飛ぶ欠点が、この製品にはあります。
Amazonの（怪しい日本語の）説明書きを読むと、「電源オン」の項目に、
「まず音量が最小限になっていることを確認してください」と書いてあります。
これ自体はオーディオ系の製品にはよく書いてあり、電源が入った時のノイズ対策かと思いましたが、
一度音量が最小ではないままスイッチをONにすると、事件は起こりました。
おわかりいただけますでしょうか。
電源が入ると同時に、結構な音量で琴か何かのいい感じの起動音楽が流れ、
「AUX mode / Bluetooth mode」というアナウンスまで入ります。
この音楽+アナウンスは音量が最小だと流れない為、起動の時に音量の指定があったようです。
以前「ソーラー腕時計用充電器」なる便利グッズを購入した際にも感じましたが、
説明書きに大陸的な合理性を感じられ、個人的には逆に面白くて気に入っています。
ただ気になる方は絶対にいると思いますので、ご注意ください。
欠点に目を瞑ればコスパ最高なアンプ
パッシブスピーカー自体がそれなりにお値段のする代物ではありますが、
私のように昔使っていたものを再利用するという使い方であれば、
今回購入した激安中華アンプは、Bluetooth対応もしているということもあり、
非常にいい買い物だったと感じています。
ACアダプタがちょっと気になるのと、起動音という面白いポイントを抱えてはいますが、
この点に目を瞑る事ができれば、昔愛用していたスピーカーを良い形で再利用する事もできるので、
購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
ではでは。
しゃっちー
