しゃっちーの社畜日記

社畜だけど自由に生きたいからブログにまとめます。会社の愚痴はボヤいて忘れる。

【作例多め】祖父のカメラでフィルム写真にハマった話

filmphoto-sample1

 
お世話になっております。
 
先日実家へ帰省した際に、最近ハマっているオールドレンズの話をした所、
なんと実家に祖父が使っていたフィルムカメラがあるということが判明しました。
 
SRT Superという、minoltaフィルムカメラです。
買ったはいいもののあまり使われることもなく、
40年近くタンスの中に眠っていたため、状態も非常に良いものでした。
 
先日二眼レフカメラにも手を出した所で、フィルム写真に興味があったのですが、
これを期にフィルムカメラにも手を出してしまいましたので、
作例や現代で使うに際し色々調べた事をまとめたいと思います。
 

~目次~

レトロな外観にしびれる

minolta-SRT-Super

SRT Superは1973年発売
minoltaで人気だったSRT-101の改良型だそうです。
この色といいデザインといい、レトロ好きにはたまんないですね!
 

minolta-SRT-Super-weight

ただし本体のみで約730g。
ミラーレスに慣れてしまうと、ずっしりきます。
またグリップがないので、ちょっと持ちにくいとか、
電池が水銀電池で入手不可とか、色々ありますけど、
そこはほら、ご愛嬌ということで。
 

minolta-SRT-Super-battery

ちなみにここで必要 な水素電池「MR-9」は、
現在もあるアルカリ電池「V625U」で代替可能です。
若干電圧が高いので、後述の露光計が高めに反応しますが、使えなくはありません。
 
一応電圧も調整してくれる電池アダプターはありますが、
結構値が張るので、今の所購入は考えていません。
 

問題なく動くように見えるけど。。。

minolta-SRT-Super-front

とりあえずホコリや簡単な汚れをきれいにし、シャッターを切ってみると、
「ガチャコン!」といい音を響かせてくれます
祖父もこの音を気に入って、よく話していたんだとか。
 

filmphoto-sample2

ただ写真を撮ってみると、どうもちょっと明るめに写る感じがします
それもそのはずで、某カメラ屋にこのカメラを簡単診断してもらった所、
油切れでSSが1/250くらいしか出てない」とのことでした。
油を注そうと思うと、オーバーホールが必要な大手術になるとか。
 

minolta-SRT-Super-viewfinder

実はこのカメラ、ファインダーを覗くと
F値・SSに合わせ、露光計まで表示されます
この露光計がSSとも連動しているため、SSを早くすると露光計も暗くなるのですが、
そのSSが十分に出ないので、明るめに写っている様です。
 

minolta-SRT-Super-NDfilter

多分油切れでSSが出ないのは、他でも発生しているのではと思いますが、
SSが出ないなら、光量を減らせばいいじゃない。
というわけで、可変NDフィルタを購入し、とりあえず対策しています。
 
 
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別に滝や車を撮りに行くわけではないので、これで十分かと思いますが、
「油が切れている」という事実は変わらないので、そこがちょっと心配。
本気で撮影に使うなら、大手術を検討しようかなと考えています。

レンズはデジカメでも使える!

MC-Rokkor-PG

カメラについていたレンズはRokkor PG 50mm F1.4というもの。
外観はこれ以上ない程きれいなのですが、
中をよく見ると、小さなカビが入ってる気がします
実際実家で発掘された時、フィルターはカビだらけでした。
 
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それでも写りには全く問題なし。フィルム写真の質感も相まって、
なんとも言えない雰囲気の写真を取ることができます。
使っているフィルムが関係しているのかもしれませんが、
フィルム写真って、思った以上に彩度モリモリで仕上がるんですね。
 
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ミラーが汚れているのとファインダーの像が暗いため、
こうやって現像から帰ってくると、こんなにきれいに写るものかとびっくりします。
とても40年寝ていたカメラだとは思えません。
 

MC-Rokkor-PG-XT30

もちろんレンズだけなら、アダプターを使ってデジカメでも使えます
最近スピードブースターも買い、新しいレンズが欲しかった所なので、
まさに渡りに船といったところ。

 
MC-Rokkor-PG-sample1
MC-Rokkor-PG-sample2
フィルム残数を気にする事がないので、比較作例が撮りやすいのですが、
F1.4開放(左)とちょっと絞ったもの(右)で、全く写りが違います。
開放は全体的にふんわりした、雰囲気バツグンの写真になるのに対し、
ちょっと絞るだけで、カリッとした現代的な写りに。
 

MC-Rokkor-PG-sample3

特にお気に入りなのが、このお皿(?)の写真。
X-T30のProviaで撮って出しですよ。レンズ性能良すぎ。
調べたら中古価格も1万円いかないくらいですし、間違いなくおすすめレンズです。
 

これからの運用について

negative-film

さて、フィルム写真という無限の沼に嵌ってしまった訳ですが、
しっかり考えないと行けないのが、今後の運用と管理について。
ただでさえフィルムにも結構お金がかかる上に、現像代も馬鹿にならないし、
デジカメでは出てこないネガとCD-Rも、撮っただけ溜まっていきます
 

lens-in-ziploc

加えてレンズにはちょっとカビが入っている様に見えるので、
他のレンズとは分けた上で、ジップロックに乾燥剤を入れて保管しています。
また何かの拍子にRokkorが増えたりすると、可変NDフィルタも買いましが要ります。
 
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それでも単純なオールドレンズとしてではなく、
やっぱりフィルム写真には、独特の味があって撮影が楽しいです。
フィルムによっても写りが変わるそうなので、
もうちょっと良いものを使ってみるのも、それはそれで楽しそう。
 

lens-book

とりあえずレンズについて勉強する所から始めないと。
Rokkorはレンズによって写り方が全然違うそうですし、
M42マウントに変換するアダプターを使えば、
手持ちのレンズでフィルム撮影もできそう。
 
ずぶずぶ
 
しゃっちー